KSEC 独立行政法人国立高等専門学校機構 サイバーセキュリティ人材育成事業

主な活動

人材イメージとカリキュラムの作成

大学・企業等接続先の要請を考慮した修得すべきスキルや修得レベルを定義することで、高専が輩出する人材のイメージを明確にしていきます。基盤教育とトップ人材、それぞれのスキルマップを整備し、サイバーセキュリティを学ぶためのカリキュラムとシラバスの整理を行います。

教材の作成と全国高専への展開

セキュリティの基本を学ぶ“全学科向け基本教材”と情報技術をより深く学ぶための“情報系学生向け教材”を作成しました。“全学科向け基本教材”の「各専門分野別教材」では、実社会で役立つセキュリティ知識を習得するために、事例に即した分野ごとの学習内容を用意しています。 また、有志教員で構成した「K-SECキャラバン隊」による、教材の紹介や授業の実施支援を行っています。K-SEC公式サイトでは、教材とモデルコアカリキュラム(MCC)の対応や教材を活用した教育実践の紹介等を行っています。

セキュリティ演習教材の導入

サイバーセキュリティの必要性を実感してもらうために、実践を模した演習教材の導入を進めています。クラウド環境で攻撃や防御を体験する演習、IoT分野でのボードゲーム形式の演習、カードゲーム等サイバーセキュリティを楽しみながら体験する教材を用意しています。

セキュリティ演習拠点の整備

各ブロックでのサイバーセキュリティ教育の拠点として、拠点校5校と実践校5校にセキュリティ演習環境の整備を行いました。 これらの演習環境を活用した授業・課外活動、イベント等を通して、サイバーセキュリティ教育と人材育成の重要性を発信していきます。2018年度には10校の環境整備、再整備を行い、更なる教育環境の充実を図っています。

〈学生対象〉コンテスト、高度人材育成講座等の開催

高専で身につけた情報科学の知識やサイバーセキュリティの技術を活かすことができる全国規模のセキュリティコンテストを2016年度から毎年開催しています。また、長期休暇期間を利用した合宿形式での高度人材育成講座や各ブロック内の学生を対象とした講習会等を企画し、学生のスキルアップを支援しています。

〈教員対象〉講習会、ワークショップの開催

サイバーセキュリティの課題や事例を理解する“情報教育担当教員向け講習会”と、より高度で専門的な知識や技術を習得する“情報系教員向け演習“を実施しています。また、全国の教職員を対象にしたサイバーセキュリティ意識を啓発するための講演や、教育現場で役立つ内容を紹介するワークショップを開催しています。

セキュリティに関するコミュニティ形成

質の高いサイバーセキュリティ教育の継続と教員同士の連携の活発化を目指して、ブロック内活動を中心とした教員のコミュニティ形成に取り組んでいます。また、イベント等を通して、学生同士の活発な交流を図っています。2018年度には、全国の高専に向けたメールマガジンの配信を開始しました。

セキュリティ関連外部組織との連携

セキュリティ知識を身につけた高専生、また高度なセキュリティ技術を身につけた人材の育成のために、企業、大学、公的機関等の外部組織との連携を進めています。外部組織の支援を得た講習会やコンテストの開催、インターンシップの実施などを積極的に行い、また、学生が習得すべき知識やスキルについての整理も進めます。